【新疆ウイグル・旅】最後の夜〜天池からウイグル族の街


旅も大詰め。
だらだらと書いてきた旅日記も早く終えたいところ。

トルファンからウルムチまでは車で移動。2時間くらいでウルムチに到着する。
前日の運転手さんがこの日も1日車をまわしてくれる。
ウルムチ出身の若者ということもあり、ウルムチに向かう彼はなかなか上機嫌。
ちなみにウルムチは「世界でいちばん海から遠い街」でもある。どの場所も海から2300kmくらい離れているそうな。

その車窓は、この風景!
いたるところに風力発電がある。大量の風力発電機。
ここはエコな街のようである。

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そして、この風力発電場所のど真ん中に休憩所がある。
夫くん(THE 理系)が風力発電に興味津々なのをうけ、運転手さんがこの休憩所に車を止めてくれ、写真まで撮ってくれる。
ちなみに、トイレはこんな感じ(入っていない)。
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そんなこんなで乌鲁木齐(ウルムチ)に到着する。
ところが、ウルムチは予想以上の大都市。渋滞具合も北京と相違なく、ビルなどもそびえている。新疆ウイグル最大の都市。



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イスラム色満載の「ウイグル族の街」をとりあえず後回しにして、渋滞を抜け抜け、向かう場所。そこはウルムチの街からさらに80kmほど離れた場所。
別名「中国のスイス」。
こと、「天池」である。

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ここが天池の入り口。
ここまで車で来て、この入り口の先からはここ専用のバスでぐるぐると天池を目指すことになる。どんな絶景が広がっているのでしょう。

バスはどんどん山を上がって行く。
中国ではきっと見たことのない「美しいせせらぎ」や、「美しい空気」、そして美しい空の下をバスで。
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バスに乗って40分くらい。
朝からずっと車に乗って移動し、さらにここにきてもバスなので、さすがに気持ちがしんどくなる。でも、そんなこんなしているとバスは天池に到着!
でもでも、天池を見る前にまず、食事をすることにする。

山のてっぺんはたくさんの屋台が出ている。
その他、お菓子やお弁当のようなものを持ってここにやってくる中国人も多く、さながらピクニック。
わたしたちは、こんなご飯を。
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(↑ナン、新疆拌麺、羊肉スープ、羊肉串)
ということで、THE ウイグル料理。ただ、もうこのあたりの料理は食べ慣れたもので、どこの店の方がおいしかったね、とか批評に入る。でも、どこで食べてもやっぱり新疆ウイグル料理は私の味覚にフィットする。

屋台では、ナンはやはりこうやって売られている。
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そして、お腹もいっぱいになって、いよいよ天池を見ることにする。
ウイグルの夏は暑い。トルファンでは40℃だったし、ウルムチもそれほどではないにせよなかなか湿気があって暑い。何てったって砂漠風情。
でも、あれ?この天池はさすが標高が高いだけあり、半袖だと寒いくらい。
そして、風が涼しい!

北京にはないこの美しい光景!!
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「中国のスイス」と中国人が言うのもうなずける。
絵はがきのような風景。

そして、絵はがきのような風景の傍らには、「中国的な風景」も。
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(団体観光客だらけ〜〜〜!!)

そして、こちらも中国的風景。

↑北京でも上海でもよく見かける「結婚式の撮影」。
でもまぁ、ここの風景を背景にするのはなかなか素敵だと思う。

砂漠の街の中にあるこの景色だから、人が集まって来るのもうなずける。
しかも、「海から一番遠い街」のウルムチにあって、この湖は本当にオアシスなのかもしれない。
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そして、また車でウルムチの街へ戻る。
宿泊先は、ウルムチの漢民族(いわゆる中国人)の街ではなく、ウイグル族の街にほど近い場所。そして、ここはトルファン以上にウイグル色満載だった。

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こんな通りを歩いていると夕立に降られてしまったのだけど、すぐにやみ、そうかと思ったら、虹が。

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街のレストランはこんな感じ。↓
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街の市場はこんな感じ。↓
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イスラムっぽいこういう風景↓
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街を歩く人の衣装はだいたいこんな感じ。
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公安的な人もどこかウイグル色。▼
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ケンタッキーもウイグル文字にするとこんな感じになるらしい↓
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スイカはいたるところに置いてあり、いたるところで大胆に切っている。↓
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街のバス停↓
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そして、ウイグル族の市場は、絨毯や布などもたくさん。▼
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無造作に置かれているスイカ。ここのスイカは形が丸くない。楕円。↓
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不動産情報もウイグル語。何が書いてあるのかまるで分からない↓
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肉屋さんの前で写真を撮ってたら、おじさん(左)が「ポーズを決めるからもう1回撮って」という。でもどうなんだろう、このウイグル族の街では、なかなか中国語が通じない。
トルファンでは通じたし、敦煌ではもちろん中国語だったけど。▼


街のレストラン。▼
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↑実はこのレストランに入ろうとしたけれど、中に入ると本当にウイグル族の人だらけ。そして、「2名だけど」って入ろうとしたら、入店をやんわり拒否された。
そうはいっても、ここは新疆ウイグルの中心。中国語を話す人間というのは好まれないのかもしれない。そして、ここ以外にもうひとつ、こういうウイグル族の人ばかりのレストランに入ってみたけれど、こちらも同じ。中国語が通じない(というか、中国語を聞いてもらえない)。その排他的な感じといったら、本当に驚く。
上海や北京のウイグルレストランにいる「気さくなウイグルの人たち」とは違う人たちがここにはいる。


そしてスイカ↓
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お肉屋さんも多い。
北京だったら、アヒルが吊ってあるところだけど。ここは羊肉かな。▼
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そして、屋台に寄ってみる。

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この日、新疆ウイグル旅行最後の夜。
ウルムチは中国っぽい街だけど、ウイグル族の街に一歩足を踏み込むとそこはまるで異空間。エキゾチックな空気が流れるイスラムの世界。
色も人も建築物も空も、全部が異空間。

敦煌からスタートして、トルファン→ウルムチと移動してきた今回の旅は、いかにも「旅」という風情で、とても思い出に残るものだった!
北京から国内便で行けるところにこんな街があったとは。
行ってよかった、ウイグル。

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ウイグルの夜は、ナンの香りとともに暮れてゆくのです。

(おわり)



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【新疆ウイグル・旅】トルファンのウイグル族の市場へ


トルファンでは1泊。
暑いこの街。夜も暑い。
そして、トルファンは、ウイグル系 と 漢民族系で住んでいる場所も、市場も違うと聞く。
せっかくなので、ウイグル族の市場へ。
あまりに北京とは違うこの街の雰囲気。旅気分満載。


街の中はこういう人たちがたくさん歩いてる。▼
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そして、街はこんな感じ。
中国の地方都市のよう。▼
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でも、バス停はこんな感じ。
その他、看板や標識など全てのものは「中国語(漢字)维语(ウイグル文字)」の併記。
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そして、ウイグル市場へ。
ここにはほぼウイグル族の人しかいない。観光客もいない。▼
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絨毯屋さんが多い(しかも長い、大きい)。▼
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イスラム系の人がかぶってる帽子屋さん
柄がかわいいので、裏返しにして入れ物代わりにしてもかわいいかも? ▼
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お肉屋さん(もちろん豚はいない)▼
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ナン売り▼
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果物売り▼
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とても活気のある市場。そして色が鮮やか。
そんなに広い場所ではないけど、ものすごい人。
日本でも中国でも買えないようなイスラムっぽい食器も売ってた。
荷物になるのを気にして買えなかったけど、ここでしか買えないな。



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そして、市場の近くの屋台へ。
軽く夕飯を食べることに。
上海や北京、そして敦煌、中国の至るところにあるウイグル料理屋さんの店頭には羊肉串を焼く機械が置いてあるけれど、ここトルファンでももちろん本場の「羊肉串」を焼いている場所がたくさん。

市場はウイグル人だらけ。
(中国語は通じる)▼
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旅情たっぷり。
そして屋台で羊肉串を食べていると前にウイグル夫婦が。
どこからかティッシュペーパーをもってきてくれ、お茶を持って来てくれ、さりげなく色んな気遣いをしてくれる。
このおじさん。▼
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そして「どこの国から来たの(中国語)?」とかそういう世間話を。
ウイグルの人はウイグル族同士では中国語を話さないし、この街にいると余計そうだと思うので、中国語も普通话(中国語標準語)ではなく、どこかぎこちない。
こちらもぎこちないから、何だか話が通じる。


トルファンの夜は長い。
この街も「北京時間」と「ウイグル時間」を両方持っていて、「北京時間で◎時に集合!」とかそういう言い方をするのをよく聞いた。
でも実際のところ、北京からだと時差が2時間はあるので、23時とかでもまだまだ21時くらいの勢い。街もそう。だから、24時とかでもまだまだ子供とかが外で遊んでたりする。
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にぎやかなトルファンの夜は、メリーゴーランドとともに更けて行く。

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そして、いよいよ乌鲁木齐(ウルムチ)へ。
旅のつづきのはなしはまたここで。

(→つづく)



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【新疆ウイグル・旅】イスラム旅情〜トルファン到着


寝台列車に乗って、朝10時前に吐鲁番(トルファン)に到着!
トルファンは、ウイグル語で「くぼんだ土地」という意味。
海抜がマイナスのところがほとんどのこの土地は、夏になると灼熱地獄に。
そう、実際、iPhoneはこんな感じ!

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そう!
40℃!!

そして、トルファンに入るといよいよウイグル族が主流となってくるので、街並みや建築物・人々もまるで中国っぽくないそれとなってくる。

この日も車を1日チャーター。
ドライバーはウルムチ出身の若者!
敦煌と違って、車窓から見えるのは砂漠というより、赤茶けた岩っぽいごつごつとした山。

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こんな変な建築物も。
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もちろん、こういう「っぽい風景」も。
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そしてまず向かったのは、「ベゼクリク千仏洞」。
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ここは5世紀から14世紀にまで遡る仏教石窟。
火焔山の下にある峡谷の絶壁の上に位置していて、なんだか異国情緒たっぷりの王国のような風情。そして、ここには77の石窟が存在する。その大部分はしばしば四つの部分に分けられたアーチ状の天井を持つ長方形の空間になっており、それぞれに仏陀の壁画が描かれている。

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だけど、ここの壁画はかなりの損傷を負っている。
そういった損傷の多くは偶像崇拝を禁止するムスリムによるもので、特に壁画の目と口の部分が削り取られていることが多かった。
そして、(↑写真)このあたりは、ウイグル語の新聞をみんな読んでいる。
学校では中国語を学ぶようだけど、実際使っているのはウイグル語。
新聞を撮らせてもらった。
(何を書いてあるのか全然分からない!)

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そして、車はまた赤茶けた砂山の一本道を走っていく。
どこにいても、暑い!!

そして、こういう風景(↓写真)が非常に多い。
この茶色いレンガ調の小屋は、ここの名産の干しぶどうを作る小屋とのこと。
この建物が至る所にある。

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そして、以下はトルファンの街の風景。
特にこの辺りはウイグル民族の生活が間近で見れた場所。

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ほら!もう完全に異国でしょ。
絨毯を洗っているウイグル族や、葡萄を干しているウイグル族。
とにかく、ウイグル族の生活というのは、とても色鮮やか。

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車のすぐ横をこんなかわいい車が走る。
小さい子も、イスラム系のこの帽子をかぶるんですね。

そして、羊はいろんなところで吊るされている。
(写真が悪いけれど、ここに羊がまるごと干されていた)
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そして、次に向かったのは、ここ。
高昌故城」。

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ここは、古代高昌王国の都があった土地。
故城の歴史は古く、紀元前一世紀にはすでに城壁が建てられ、その後1300年以上も存在していた。それから13世紀末の戦乱の世に倒壊したが、その輪郭が2000年以上過ぎた今も火焔山のふもとに残っているというわけ。

ウイグル人のおじさんの操るロバに乗って、総面積200万㎡(周囲は約5km)にも及ぶ古城の名残の中を走って行きます。

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こういう「遺跡」のようなものは、中国人は好きではないのか、まったく観光客がいない。
その方がありがたいけれど、ここは本当に素敵な場所だったのに、もったいない!
旅情満点!

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その昔はどんな色のどんな建物でどんな人が生活してたのだろう。

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ロバは進んで行きます。
ちなみに、ロバのひき馬車はひとり20元!(タダじゃぁ〜ありませんよ)
往復6kmの道。

そして、ロバとおじさん。
(ウイグル族っておおらかな人も多いけど、このオジさんはあまり笑わない人だったな)

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そして、この故城付近のお店。
ここの商売人はしつこい。子供ももちろんおいかけてくる。

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そしてお昼ご飯。
ドライバーに降ろしてもらって行ったのは、新疆料理の有名店。

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これがその後の新疆ウイグルの旅で何度か口にすることになる「新疆拌面」(中国名)である。ちなみにウイグル語で言うと「ラグマン」という料理。
日本の稲庭うどんのような麺の上に、羊肉とタマネギとピーマンをケチャップでピリ辛で炒めたものをのせた料理!(味付けはタバスコをかけたスパゲティーナポリタンを思わせる)
これがおいしい!!!!

そして、おやつはこれ。↓
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気温40℃だもん。
買ったアイスは溶けた状態で固まっていて、形がイビツ!

街の椅子やベンチには、こんなものが。
たしかに、置いてあるだけで涼し気。
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トルファンの名産といえば葡萄!
葡萄園のようなものもある。

たとえばこの写真↓のピンク色のカゴ。
これは葡萄を仕分けするカゴで、街の至る所でこのどぎついピンク色のカゴを目にする。

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↑もちろんこのワンピースの女の子のうしろにあるのも、その葡萄仕分けカゴ!

ちなみに街の壁にはこんな素敵な絵がたくさん描かれている。
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売り子さんが着ているのは、ウイグルの民族衣装。
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この小さい女の子が着ているのも、ウイグルの民族衣装!
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露店。
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そして、ウイグルの食卓というのは、こういうのが多いのでしょうか。
トルファンの街でよく見かける。
この屋外ちゃぶ台光景!でも、素敵!
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そして、スイカを食べ終わったあとの光景。ピンクの壁に水色のドア。
この色彩感覚ってすごいと思う。中国以上にウイグルは色彩が独特。
日本は、ほんとに色があっさりしてるなぁと思う。
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そして、そんなウイグルの街 トルファンにもやがて遅い夜がやってくる。
この日はトルファンに1泊。
トルファンのウイグル市場と、旅情満点の屋台のはなしはまたあとで。

(→つづく)



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【新疆ウイグル・旅】夜行列車と砂漠。敦煌からトルファンへ。


敦煌2日目
この日は、車をチャーター。
敦煌の砂漠をめぐったりするので、車窓はひたすら広野。
360°地平線に感動!
でも、運転手さん、絶対眠くなるだろうな、ひたすら同じ景色で1本道!

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そしてこんな砂漠をずっと行くと、敦煌の世界遺産「莫高窟(中国語:mogaoku)」に到着する。
↓これが、莫高窟! 
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砂漠の中の岩山にこんな小部屋が600も入っていて、そしてそれぞれの小部屋の中全てに仏教壁画や仏像など、世界遺産級のものが残されている。
ここに到着すると、まずカメラなどの荷物を預けさせられる。
そして、各言語ごとに(中国語・日本語・韓国語・英語など)ガイドがつき、20名くらい集まるとガイドツアースタート!という流れ。

わたしたちは中国語のガイドについてみた。
でも。これがまずかった。
中国人の団体行動のできなさにうんざり!(笑)
さあ出発ですよ〜、って時に、いない。
どこかに食べ物買いに行ったよ!とか言って集まらない。日本ならまずそんなことはないのだけど、そして仮にそうだとしても、「じゃあ先に参りましょう〜!」て感じになるのだろうけど、とりあえずみんなで居ない人を待つことになる。
そして、ガイドは大袈裟に不機嫌な顔に溜め息。
一緒のグループの人は大声で「早く来い!」とか言ってる。
まあ、中国ではよくみかけるこの光景だけど、いざ自分たちがそこにいると、「早くこいよ!」って気分。
まあ、THE 中国 ってことで。

それにしても、この世界遺産はすごかった!
小部屋ごとに違う雰囲気の仏教壁画。
よくもまあこんなに描きましたね。と感心!
そして、ここから出て来た色んな書籍が「敦煌学」のはじまりとか。

そして、お昼は、車で街まで戻って来て、「敦煌夜市」の場所で食べる。
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名産の葡萄。
そしてすっかりハマってしまった「ロバ肉黄麺」。
(手前のスパゲッティみたいなの)おいしい!!暑い夏といえど、敦煌の夏はそんなでもない。言い過ぎかもしれないけれど、ハワイの気候に似ている。湿気が少ないし、天気がいいので、とても過ごしやすい!

そして、お昼を食べ終わったら、また砂漠へ。
今度は車で2時間くらいずっとこんな景色。
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これは「玉門関」と呼ばれるところ。
玉門関は、シルクロードが北道に通るための要衝。
シルクや茶葉など、さまざまな品物は、関所の玉門関を通して、次から次へと西域の国々へ運ばれて行き、同時に、西域各国の葡萄や瓜、果物などの特産品および宗教、文化も相次いでこの辺りを通って伝わりました。
当時、玉門関地域は、ラクダ隊商や人、馬の声で賑わい、キャラバンの姿が絶えず、使者が往来し、極めて繁栄した場所だったとのこと。
でも、今はこんな荒野。

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↑とはいえ、水が湧き出るところがあり、オアシスのようなところも。
おもわず、靴下を脱ぐ!

そんなこんなで、また2時間かけて街へ戻って来る。
(何度もしつこいけれど)「敦煌夜市」で腹ごしらえ
ここの雰囲気大好き!

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そして、ここで腹ごしらえをすると、また車に乗り込み、砂漠道を3時間弱走り、「柳園駅」という駅まで。ここからトルファン行きの夜行に乗り込むのです!!
旅情たっぷりの、夜行列車の駅までの車窓。↓

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↑ これでもう20時とかかな。
もうすぐ暮れ行きます。太陽。

車を走っていると、羊の群れが。
ペーター(ハイジの)の世界だよ!
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↑営み。

そして、いよいよ夜行列車の駅「柳園駅」に到着!
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寝台列車出発まで2時間弱。
時間をつぶす。
駅の周辺にある八百屋さん。そして、それらの前には椅子と机が屋台のように出されている。とりあえずこんなところで腰をおろす。

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旅情の青島ビール!
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そして、買ったおつまみはこんな感じ!
北京でもさんざんおもしろ日本語はあるけれど、こんな遠く離れたところでもおもしろ日本語に出会えます。
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↑「すぽらしい」 ?
特のタイド味わう」?
ナンデスカ〜〜??

で、ついに寝台列車へ。
22時半頃に出発し、翌日9時頃にトルファン駅に着くのです。

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↓1級個室。
一番いい部屋。
とはいえ、4人部屋。
日本の寝台「北斗星」などのように、一番いい部屋といっても2人個室とかではない。

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上下にベッドが。
同室の人は、スペイン人バックパッカー集団の、マダム2人だった。
このときは、スペインと中国のバックパッカーの集団がいて、それぞれの集団はおそらくどこかの部屋で集まって夜中までわいわい(と言っても静かだったけど)やっていたのだろう。わたしたちは、とっとと眠り特に同室で問題が起こることもなくよかった。
そして、意外と寝心地もよい。
洗面所やトイレ(共用)もある。
盗難がこわかったけれど、2段ベッドの上のベッドだったので、特に大丈夫。
乗っている人も、観光でウイグルに行くくらいの人だから、身なりも綺麗。
ひとあんしん。

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↑ 
朝が来ると、中国杭州出身の中国人(自称医者)が、喋りに来る。
おやつのようなものを置いていく。

そんなこんなで、寝台列車の朝はこんな感じ↓

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長い寝台列車の旅はいよいよ終わり、朝9時にトルファン駅に到着です!!
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バックパッカー多数!
素敵な旅情風景!

トルファンは海抜がマイナスのため夏は灼熱地獄になります。
いよいよ40℃の世界 トルファンへ。
旅はいよいよウイグル色を帯びていきます!

(→つづく)



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【新疆ウイグル・旅】オアシス都市の長い夜〜敦煌夜市


敦煌の夜は長い
実際、敦煌やウイグルは「北京時間で」と前置きして時間を言うことが多い。
というのも、公の時間としては北京時間を採用しているものの、実際の日の出・日の入りの時間で考えると2時間程度の時差はある。
そのため、夜20時でも空は明るい。
そして、気分的にも時差を感じる。
夜20時でも、まだ18時くらいの気分。不思議な感じ。

そして、敦煌は「敦煌夜市」というのがあって、
タクシーの女性運転手いわく、「朝がくるまで賑わってるわよ!(中国語)」とのこと。

実際、これらは夜20時前の写真。まだ明るい。夜というより夕方。
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↑このウイグル系少年は路上で体重を計っている。
のではなく、食料品の重さを量っている。


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敦煌の町はどこか、イスラムの香りがする。


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▲ここの名産は、干しぶどう(写真は菊花茶)。
干しぶどう嫌いの私ですが、夫くんは干しぶどうを購入し、旅行中ずっとリスみたいに食べてました。日本で見る干しぶどうより、実が大きく、そして甘い。
夜市付近では、このような市場がたくさん軒をつらねていて、とても活気がある。


▼ そして、夜市。
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ここの夜市のシステムは、この広場に座るとどこからともなくお姉さんが注文を聞きに来て、周辺の小さな料理店のどこからか、その品を持って来るというシステム。
どこのお店も、同じようなものを売っているのだけど、一体売り上げ管理はどうなっているのでしょう。

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▲ この活気。外国人観光客は少ない。
敦煌は「ロバ肉」が名物。
そしてこの夜市でも、ロバ肉を食べることができる。
一番有名なのは「ロバ肉黄麺」。麺の上に、ロバ肉(ビーフジャーキーのような感じ)をまぶして、好みに応じて辛いドレッシングをかけて食べる。
これがおいしい!!

そして、「ロバ皮」という料理も。
こわいもの見たさで食べてみる。
と、、おいしい!!!!
厚さ1センチくらいのコラーゲンの塊
それを中華風に味付けしたあって、おいしい!!
これはハマります!

ま、北京ではあまり食べれないと思うけど、ロバ肉。
ロバ肉のハンバーガー屋さんはあると聞いたことがあるけれど。

ということで、長い夜。
夜を散歩する。

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もう24時前というのに、子供も大人も老人も外に出て遊んでいる。
この町はやはり2時間くらいの時差があり、夜が長い
そして、「オアシス都市」としての名残を十分に残しているのか、この時間をとても楽しんでいる。夜になると、余計に活気づく敦煌の町。

そして、夜が明け、
新しい朝を迎えます。

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この日は、敦煌の砂漠と空を堪能し、そしていよいよ夜行列車でトルファンへ向かう日。
その旅のはなしは、またここで。
→つづく。



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【新疆ウイグル・旅】砂漠の中の絶景「月牙泉」


さて。
新疆ウイグル旅行の最初の地「敦煌」。
ここで一番見たかったもの、それが「月牙泉」!
敦煌の町の中心地からタクシーで20分程度。そこは砂漠の世界。


▼ 「鳴砂山」入口
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テーマパークみたいな入り口(?)。
でも、ただ砂漠に入り口をつけた感じ。砂漠の入り口って、なんかおもしろい。


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入るとこういう風景。
写真ではうまく伝わらないけれど、大砂漠!
駱駝の行脚が見られるけれど、これは観光用。

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▲ どこに集められているんだ?というくらいの大量の観光用駱駝と、駱駝つかい。
ちなみにこの写真に写っているワンピースの人も履いているけれど、オレンジ色の布は、入り口付近で「砂よけ」に購入させられるもの。
みんな履いてる。でも、実際、砂の粒子が細かいので、必要だったと思う。


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▲ 駱駝に乗って、砂漠を往復。
結構長時間乗せてくれて、1人100元


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▲ 砂漠の中のトイレ。洒落ている。


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▲ 駱駝も休憩中。駱駝って、思ったより大きい。
でも駱駝の何が恐いって、人を地面に降ろすときに、駱駝使いの合図「下(シァ〜)!」とともに前足からカクンと降りるんだけど、それが結構衝撃を感じる。それが恐かった。
シァーの恐怖」。


そして、いよいよ「月牙泉」へ。
でも、「月牙泉」付近へは駱駝では行けない。歩いて向かう。

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▲ みんな大きな木の下で、日光を避けている。


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▲ 駱駝が歩いたりしていない砂丘は、綺麗。
そしてこの先に、「月牙泉」が見えてくる。

が、せっかくだから、砂丘の上から見下ろそうと思う。
が、炎天下の砂漠で、さあ、これをのぼるの???

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と、ブツブツ言いながらも、上りました!
砂漠の上へ!!! ほとんど人が上ってきてなかったから、美しい砂を自分たちだけで独占状態! 砂の上で、記念撮影しまくり!


そして、見下ろすと、、、

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これが↑「月牙泉」!!!
美しい!!!!
今まで見たことがないような光景。
ここの泉はこれまで枯れたことがないそうな。ミニチュアのような光景。

この寺院にとりあえず近づいてみる。

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砂と寺のコラボ。
お美しい。ロマンがある!


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そして、こんな↑絵はがきのような風景を横目に見つつ、ここを後にします。
わたしたちは昼の一番暑い14時頃に、この砂漠にいたけれど、
ここを出ようとしている17時前くらい?に、大量の観光客(団体)がここへやってくる。
どうやら、夕方の涼しいときを狙って(夕陽も狙って?)団体観光ツアーは組まれているようだけど、どうだろう? 駱駝が大量に出て来て、観光客がいかにもって感じで駱駝に乗ってる風景は、あまりにも風情がなかった。

暑いけど、観光客の少ない昼過ぎを個人的にはオススメしたい。

ということで、この周辺の小さな市場。

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▲ サングラスをここで買った。

そして、ハミ瓜(ハネデュウのような味の果物)も大量に売っていて、水分補給に切って冷やされていたハミ瓜を購入!
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さすが、一昔前、日本からやってくるツアー「シルクロードを巡る(的な)旅」が流行ったからか、この辺りのお店の人は、片言の日本語を話してくる。
上海のニセモノ市のようなそういういやらしさはないけれど。
ちなみに、ハミ瓜を買ったわたしたちに、ここの店員さんは、「ツマヨウジ!(日本語)」を連発した。

敦煌の夜はもうすぐやってくる。

(→つづく)


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【新疆ウイグル・旅】北京→敦煌へ


真夏の新疆ウイグル自治区への旅行。
 先週、ちょうど日本のお盆と時期を同じくして、4泊5日で行って来た。
 チベット旅行を入境許可が今はおりないという理由で、泣く泣く断念したものの、「砂漠をみにいく」というモチベーションはかなり高く、とても旅らしい旅になった。

まさに、「旅」。 
そんな風情だった。

 北京から敦煌までは飛行機で。 
北京首都空港も、敦煌空港も特別な混雑もなく到着。

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北京からの飛行機がわりと低空を飛んでいるのか、天気がよかったのか、わりとずっとこんな風景の上を、飛行機は飛んで行った。

オアシス的な田畑があったり、ただの砂漠だったり。 
いずれにせよ、あまり見たことのない飛行機からの風景。

そして、敦煌空港、到着!
北京から4時間弱。 
北京では見られないような広い空。そして、青さ。 
わたしたちの乗った飛行機だけが、空港にポツンと到着した感じで、空港の趣きがすでに旅情溢るる感じ。

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空港はこんな感じ。 
そして、まさにこんな荒野の真ん中で飛行機から降ろされる。
ここで記念写真などを撮る人多数。 
でも、さっさと空港から出て行ってくれ、的なムード満載な中国人空港警備員に、さっさと出て行かされる。


空港から街までは車でたった20分! 
車と言っても、空港にタクシーらしいものは止まっておらず、 観光(白?)タク的なものと交渉して乗る。 
我ら、ある程度の中国語がいけるので、交渉ごとはわりと慣れたもので、妥協点も分かっているのだけれど、ともに居合わせた日本人バックパッカー(若者)はまるで中国語がいけないらしく、しかも、とりあえずジェスチャーで何かしら言おうとするわけでもなかったので、勝手に乳母心で、「中国の旅ダイジョウブですか〜?」なんて思ってしまう。
ま。きっと大丈夫なんだろうけど。

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ともあれ、敦煌の街に到着!
わりと、きちんとしたキレイな街!

今の敦煌の市長が「美しい敦煌」を目指して色々と開発をかけているらしく、 北京よろしく色々なものが壊された様子だけれど、
街を少し歩き、少し風情の違う路地裏を歩いていくと、そこは中国というよりイスラムの香りがするような風景を目にすることができる。


 たとえば、こんな↓路地裏。


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あまり中国っぽくない白い壁に、細長い木。 
家の造りも中国のそれではなく、干してあるものも、中国らしい色合いのものではない。(カラフルに違いはないけれど)


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そして、敦煌といえば、「鳴砂山」「月牙泉」が有名。 
とくに「月牙泉」は、今回の旅で一番目にしたかった風景。 
初日は交通の便を考えて、ドライバーをつけなかったので、夫くんとホテルから散歩がてら歩きながら、月牙泉を目指す。

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歩いていると、こんなわけのわからない風景が(↑写真左)。
卓球台
ここは中国か! 
(はい、中国です。)

それにしても壺はこれだけあるのに、ここに誰も人がいない。盗まれますよ! 


そして、この壺&卓球台のすぐそばのひなびたホテルにて、とりあえず何か食べることにする(↑写真右)。
さて何料理だったのかよく分からなかったけれど、
どっちかというと、中華料理の「新疆風味」かな。 
唐辛子がかなり効いていて、塩辛い。
真夏の砂漠地方では、これくらい塩辛いものを胃に蓄えておきたいところ。 
それにしても、おいしかった。 

そして、ここのレストランで、レジの人に、聞いてみる。 
「歩いて月牙泉まで行ける?」 
すると、「歩くとめちゃ遠いよ!(中国語)」と言う。 
あーー、そうなんですか。

巷の情報では、敦煌の街から「月牙泉」まで歩いていけなくはない。 
とのことだったけど。 で、結局。 タクシーをつかまえる。

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北京と違って、タクシーの運転手のホスピタリティーが良い◎ 
(北京は腹が立つほどだけど。上海は愉快だったのに)
タクシーから見えるのは、やはり砂漠の風景! 
 砂・砂・砂!! 

でも、砂が舞い込んでくるわけでもなく、
そんなに灼熱なわけでもなく、
風が気持ちいい! 運転手さんも感じがイイ◎

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そして、敦煌の街からタクシーだと10分もしないうちに、いよいよ、「鳴砂山」「月牙泉」のある場所の入り口。

空も広いし、砂山が美しい。 
ここは、やはりシルクロードの入り口なんだと実感する。

いよいよ中へ入ります。


(→つづく)


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Name : Mayukoo
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2012年より 北京在住。
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