|…貴州省(少数民族の旅) | シャングリラムービーの箱の中で   from 北京

     
      

旅に出たい

 


いつの日かの貴州での写真。

なんだか、旅行に全然行けていない気がする。

コロナだから動けない、動くとややこしいのもあるけれど、やはり旅は心を豊かにしてくれるし、知らない世界を知ることができる。早く、本当の意味で自由に行き来できるようになってほしい。


 

 


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いつかの貴州省。古い街並み。

 


いつかの貴州の街角。

アルバムに埋もれていたのですが、なかなかイイ風情の写真。


 


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【貴州省・少数民族を訪ねる旅】プイ族料理

プイ族は水辺で暮らす少数民族。
プイ族の村は少しだけ立ち寄っただけなので、
いわゆるプイ族の民族衣装などを見かけることはなかったのだけど、ここの民族料理はとてもおいしかった。

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奥の木樽の中に、
ほかほかのお米が。


ほんとはここも「貴州料理」よろしく、唐辛子をたっぷり投入するのだけど、「あまり辛くしないで」ということでこのような色鮮やかな感じに。
唐辛子が入ると、何とも赤々しい色の料理が並ぶことになるので。
でも、ここの料理、ほんとおいしかった。
豆腐料理、たけのこ料理、青菜料理、とうもろこし。
なぜかどれもに酸味用のトマトが入ってたけれど、
(トマト嫌いのわたしも)まるで気にならない。
おいしかったよ。


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プイ族の村。
あいにくの天気。


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プイ族の子供達。
大人も子供も、
民族衣装は着てなかった。



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水牛が歩いています。


村の中を、
水牛や鶏、犬、いろんなものが放し飼いされています。
さすがに鶏には近づかないようにしながら(鳥インフルがはやってた時期だから)、でもここの動物はよく道を知っている。
どこからともなくやってきて、
どこかへ帰っていく。



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「男孩好女孩好」の文字。
男の子も女の子も(どちらを生んでも)どちらもいい。
という意味。



北京ではなかなかこういう標語は見かけないけれど、
ここ貴州のこの農村では、まだまだこういう標語がおおく掲げられてた。
北京では、むしろ女の子が人気だけど、ここはまだまだ保守的なんだろうな。

いずれにせよ、
北京は大都会だよ。ほんと。



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【貴州省・少数民族を訪ねる旅】ミャオ族の踊り

五一の連休のときの貴州旅行の記事がなかなか終わらず、そんな間に北京はとっくに夏になっているのだけど、ミャオ族旅行の写真を引き続きご紹介。

ミャオ族の民族衣装と踊り。

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歌と踊りで、
男女が愛を語り合ったりする素敵な民族。

この点でも日本とミャオ族のルーツが同じとする説があって、たとえば日本でも和歌を送り合って愛を語り合う文化がある。
この点が、食文化やお葬式文化と並んで、
日本と感性が非常に近しい民族と言われている。


若い女子の踊り。

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お年寄りの歌。

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色が美しい。。


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【貴州省・少数民族を訪ねる旅】ミャオ族の村へ

いよいよミャオ族の村へ。
上海で暮らしていた頃、ミャオ族出身の方に刺繍を習っていました。ミャオ族のかわいらしい民族衣装と、人柄の良さに間近に触れ、いつかミャオ族を訪ねてみたいと思ってたので、念願のミャオ族村!

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///

贵阳から車で三時間。
山へ山へと向かっていきます。
(車の中ではとにかく爆睡の我ら)

 


山をのぼるにつれ、独特の木の家が見えてきます。


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ミャオ族の村。
とはいえ観光地化されているので、
表通りはこんな感じ。


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頭の上のお団子と赤い花が、
ミャオ族女性の普段着。
かわいすぎる。


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彼らはこんな感じで
山に沿って群住。
見下ろす景色が圧巻。


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のどかな農園風景。


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あまり観光客は入らない、
一般の住宅の近くへ。
でもここでも花を頭につけた女性。
ほんとに普段着らしい。
かわいい。


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あるレストランでは、おなじみのこれ。
「本店不接待日本人」。
日本語訳が間違ってるけど、
「日本人は受け付けません」の文字。
こんな山奥に来てまでねぇ・・・。
しかも、日本人なんてこんなところまでそんな頻繁にこないと思われる。


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花売りおじさん。
あやうく買いそうになる。
北京で頭に花つけてたら、
ちょっとやばいでしょうな。


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人がたくさん。


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色鮮やかな野菜や果物。
色が豊富な村。
居心地よし。


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ミャオ族料理。
煮豚。
これも唐辛子やにんにくの辛いタレにつけて食べる。
おいしい。
何を食べてもおいしい。


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ミャオ族料理。
「酸汤鱼」。
トマトの酸味のきいた酸っぱいスープ。
そこに魚をいれて食べる。
浸けダレはやはり唐辛子。
辛くて辛くて、
でもなぜおいしい。
はまりそうな味。



日本人のルーツとミャオ族のルーツが実は同じという説を聞いたことがある。
葬式や死生観が似ていることや、
食文化が似ている(彼らは蕎麦や納豆、なれ寿司などを食べる)ことかららしいのだけど、
どうだろう。

ここの風景は、
日本のふるき懐かしい田舎の風景、
それに似ている気がする。

ミャオ族はタイやミャンマーの山岳地域にも住んでいる。
そしてサンフランシスコにもミャオ族村があるらしい。
おそらくサンフランシスコのミャオ族はこういう民族衣装を着ていないと思うけれど、戦いのたびに山へ山へと逃れたこの山岳民族。

とにかく色彩が美しい。
ミャオ族の祭りの様子はまたこのブログで。


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【貴州省・少数民族を訪ねる旅】中国イチ辛い「貴州料理」と貴陽夜風情

貴州といえば「貴州料理」。
日本では辛い中華料理の代表格は「四川料理」だけど、ここの貴州料理が実は一番辛いかもしれないとも言われている。

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中国語の俗諺に、「四川人不怕辣,湖南人辣不怕,貴州人怕不辣」というものがある。
四川人は辛さを恐れず、湖南人は辣くとも恐れず、貴州人は辛くないのを恐れるという意。
三省の内で貴州の人が最も辛いもの好きであることを言っている。

地元の人に人気の貴州料理レストランへ。
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辛さに敏感な貴州では、辛い料理を「油辣」(ラー油の辛さ)、「煳辣」(焦がしトウガラシの辛さ)、「干辣」(干しトウガラシの辛さ)、「青辣」(青トウガラシの辛さ)、「糟辣」(糟漬けトウガラシの辛さ)、「酸辣」(すっぱく辛い)、「麻辣」(花椒でしびれるように辛い)、「蒜辣」(にんにくで辛い)の8分類が可能だとか。

とにかく辛いのだけど、
箸がどんどんすすむので、
気付いたときには鼻からも目からも涙が。

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そして、ここ貴州の贵阳で食べた昼食もおいしかった。
ただの牛肉面なんだけど。

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そばに唐辛子ボックスが置かれているところあたり、
さすが貴州、という感じ。


貴州はもう夏。
というか、亜熱帯気候なので、ムシムシしてて、北京の乾燥が恋しくなる。
じめじめむしむし。

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がやがやした街。


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トランプやさいころを売る露店がとても多い。
娯楽といえばトランプ、麻雀、
そんなところかな。


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夜中に踊るおばちゃんたち。
北京では見ないけれど、
中国国内を観光するとだいたいこの光景に出くわす。
北京でもやってるのかな?


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活気のある露店。
気候が気候だけに、
さすがに買う気にはなれない。
でもおいしそう。


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お葬式。
お葬式のすぐそばで麻雀をする人たち。
しかも大量に。



貴州の旅はまだまだ続きます。



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【貴州省・少数民族を訪ねる旅】天龍鎮の老漢人と地劇

労働節の休暇で、貴州省へ旅行をしてきた。
貴州省は中国の南西中国の西南地区に位置し、 北京から飛行機で三時間半(北海道から沖縄くらいの距離)。
ここは、少数民族が多く暮らす地域。 中国は人口の94%を占める漢民族と、55もの少数民族から成り立っている多民族国家。そのなかでもここ貴州省は「少数民族のふるさと」とも呼ばれ、中国の他の省と比較し少数民族の居住率が非常に高い省。 
そんな貴州省へ、少数民族を訪ねる旅へ出掛けました。

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貴州省の中心地「贵阳」から西へ80km。
ここに「天龙镇」と呼ばれる集落が。

入り口。
ここでは「老漢人」と呼ばれる屯堡人が生活している。
六百年の間、屯堡人が堅固に明の時代の風習を守っており、
言語(アクセント)、習俗、服飾、信仰、建築などあらゆる面で現地の少数民族や漢民族とは異なった文化を持っている。


集落に入ると、おばさんたちがお茶を淹れてくれた。
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これがここの衣装。
正確にはこの人たちは少数民族ではなく、中国で94%をしめる「漢民族」に含まれています。
ただ、漢民族の中でも極めて特殊な風習を持っているといえます。

白いものを頭に巻いているのは、
結婚した女性は額の上の髪を剃るという習わしのため。


街のお寺。
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このおばさんは白ではなく黒いものを頭に巻いています。
黒色を巻いているのは
最近旦那さんなどを亡くした人の特徴。


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街の商店。
売っているものは、中国のどこででも買えそうなもの。


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路地。


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民家。


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いたるところでカラフルな布靴を売ってる。



そして、この集落では「中国戯劇の化石」と呼ばれる「地劇」が古代から受け継がれている。
街のいたるところで、劇でつかう仮面が。

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舞台でなく地面で演じることから「地劇」と呼ばれ、
元は悪鬼を払い疫病を除く儀式としてはじまったとのこと。


舞台。
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三国志などをテーマに、踊ります。
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そして、仮面は、顔の位置より少し上の方につける。
地面の上で踊る「地劇」。
観客が役者より上から見下ろすことがあるため、顔がよく見えるように仮面を顔の上面につけるのだそう。

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ちなみにチャン・イーモウ監督の映画『単騎、千里を走る』で、高倉健さんが訪れた場所で踊られていたのがこの「地劇」。
少し前にたまたまこの映画を観ていたため、なんだか親しみを覚えながら観劇。


演じているのは普通のおじさん。
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2泊3日の貴州省の旅。
まだまだ続きます。




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2011年冬より半年ほど上海在住。
2012年7月より北京暮らしスタート
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