永嘉路:フランスの風吹く茶館「宋芳」 | シャングリラムービーの箱の中で   from 北京

     
      

永嘉路:フランスの風吹く茶館「宋芳」

中国茶に造詣が深いフランス人女性のお店。
フランスの人がイコールお洒落だとは まるで思わないけれど、 
中国にいると、ヨーロッパ的色づかい(たとえば中国だと原色をバチバチ使っていて、色的なインテリア的な統一感のあまり出ていない場所が多い)には目をひかれてしまう。


わたしたちはこの日、静安寺から常熟路〜衡山路などを逛逛(ブラブラ)し、
で、休憩にここの茶館に立ち寄った。


内装は、白を基調としていて、中国的な小物を飾っている。
雰囲気としては、ヨーロッパの日当りのいい住宅に、チャイニーズのものを飾っているという感じ。

たとえば、鉄観音とともに抹茶アイスを頼んでみると、
こんな感じで出てきた。


▲ 中国でよく見る木の鳥かごの中に照明が入っていたり、こういう絵が飾ってあったりする。



でもあくまで、洋風。欧風。フランス風。
透明感。緑。白。風。太陽。午後の翳り。
とまあそういうことを、ここにも書きました。

でも、どうなんだろう。
店員さん、少し気取りすぎかな、と思った。
洒落ている空間と、そこで中国茶を飲むという、アシンメトリーな感じは良いが、
服务员(店員さん)はなかなかに違和感。
中国の服务员はサービス大国日本では、まるで考えられない感じだけど、
でも、こういう空間って、
こういう「空間を楽しむ」お店に限っては、
せめて店員さんにも少し愛想笑いの練習をしてもらった方が、と。
別に、いいのだけど。
でも、なんとなく、(というか中国にきてはじめて?)服务员の表情に果てしない違和感を感じた。

いかにも中国的な、地元のレストラン、
というかローカルな場所ではなくとも、どこででも、
こちらの店員さんは、まるで自由。
でも、わたしは嫌いじゃないのです。
寝てたり、呼んでもこなかったり、携帯でずっと遊んでたり、
お客さんのまえで思い切り溜め息ついたり、
まあやりたい放題。
でも、全然嫌いじゃない。むしろ、その感じは、なんだかとても好き。

でも。
このお店は、なぜだか、なぜだか分からないけれど、
だめだったなぁ。
はじめてだなぁ。

その理由は、きっと分からないけど。
至極、感覚的なものであると思うので。

でも、空間づくりは、中国では珍しい感じだと思った。


そして、お店を出て少し歩くと、
すぐに私の好む感じの、ごみごみした中国と中国人がそこにある。
自己中心的な人は好きだけど、
気取っている国や人間は好きじゃない。かも。



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SONG FANG(宋芳)
永嘉路227号
陕西南路より徒歩10分



名称未設定.jpg スライド1.jpg

こんばんわ、おばばです。

何となく、貴女が言いたい事、おばばも分かります。
おばばも若い頃、西洋がカッコいいと思っていた頃とは違い、今は東洋のゴチャゴチャとした、人間の温もりのような、気取りのない世界が居心地のいいものに感じています。
勿体をつけた世界は嫌ですね。
  • えるだーおばば
  • 2012/06/10 1:08 AM








   
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2011年冬より半年ほど上海在住。
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