上海に来て思うこと。
それは、東京とは比べ物にならないくらい欧米人が多いということ。
そして、欧米人とコミュニケーションする術を、
言葉というレベルではなく中国人は持ち合わせているということ。
こちらにきて思うこと。
日本人が(というより私が)、
日本という国をなんとなく大船にのった心地で捉えていることが、
大きな間違いだったかもしれないということ。
中国に対する報道、
正直に思うところ、執筆力や企画力、そして勉強力に欠ける中国に対する日本の報道内容。
たとえば、
「中国の英語教育はこんなに馬鹿げている!」や
「日本と比較して中国には本屋が圧倒的に少ない。中国人は本を読まない」など。
果たしてどうだろう。
こちらに来て思うのは、
日本の若者と比にならないくらいの英語を話す若者がなんと多いこと。
そして、外国人とコミュニケーションする能力を日本人がいかに持っていないかということ。
同じアジアにいて、
日本というのはどこか個性的で神秘的で有能な国だと、
なんとなく教育されてきた気がしているけれど、
いまこそ、日本人もまた大きな視界を持たなければいけないな、と思うのです。
それは言葉を学ぶ、ということだけではなく。
そして、欧米人が中国の八百屋さんで、またローカルな散髪屋さんで、
野菜を買ったり、髪を切ったりしているのを見ると、
なんだかとても感動してしまう。
こちらにきて、
わたしがとても憧れてしまう人に出会った。
とても煌びやかな憧れの対象。
おそらく同世代の韓国の女性だった。
とても流暢に英語と中国語を話し、
とても素敵な笑顔で、優しいコミュニケーションをする人。
そしてとても好奇心旺盛な人。
同じアジア人として、ああ日本人、
もうたくさん遅れているよ! と思った瞬間でもあった。
何が言いたいのかよく分からないけれど、
アジアにいるからこそ、アジア人である日本人のわたしが大きな刺激を受けているということ。
日本が何もかも正しいと、日本人としてどこかで疑っていなかったけれど、
誰かががつーんと引っ張っていかないと、
ほんとに沈んでしまうかもしれないということ。
沈まないように、頑張ろう。
↑「朝時間.jp」の中国レポーターになりました
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