先週、ちょうど日本のお盆と時期を同じくして、4泊5日で行って来た。
チベット旅行を入境許可が今はおりないという理由で、泣く泣く断念したものの、「砂漠をみにいく」というモチベーションはかなり高く、とても旅らしい旅になった。
まさに、「旅」。
そんな風情だった。
北京から敦煌までは飛行機で。
北京首都空港も、敦煌空港も特別な混雑もなく到着。
オアシス的な田畑があったり、ただの砂漠だったり。
いずれにせよ、あまり見たことのない飛行機からの風景。
そして、敦煌空港、到着!
北京から4時間弱。
北京では見られないような広い空。そして、青さ。
わたしたちの乗った飛行機だけが、空港にポツンと到着した感じで、空港の趣きがすでに旅情溢るる感じ。
↑
空港はこんな感じ。
そして、まさにこんな荒野の真ん中で飛行機から降ろされる。
ここで記念写真などを撮る人多数。
でも、さっさと空港から出て行ってくれ、的なムード満載な中国人空港警備員に、さっさと出て行かされる。
空港から街までは車でたった20分!
車と言っても、空港にタクシーらしいものは止まっておらず、
観光(白?)タク的なものと交渉して乗る。
我ら、ある程度の中国語がいけるので、交渉ごとはわりと慣れたもので、妥協点も分かっているのだけれど、ともに居合わせた日本人バックパッカー(若者)はまるで中国語がいけないらしく、しかも、とりあえずジェスチャーで何かしら言おうとするわけでもなかったので、勝手に乳母心で、「中国の旅ダイジョウブですか〜?」なんて思ってしまう。
ま。きっと大丈夫なんだろうけど。
ともあれ、敦煌の街に到着!
わりと、きちんとしたキレイな街!
今の敦煌の市長が「美しい敦煌」を目指して色々と開発をかけているらしく、
北京よろしく色々なものが壊された様子だけれど、
街を少し歩き、少し風情の違う路地裏を歩いていくと、そこは中国というよりイスラムの香りがするような風景を目にすることができる。
たとえば、こんな↓路地裏。
あまり中国っぽくない白い壁に、細長い木。
家の造りも中国のそれではなく、干してあるものも、中国らしい色合いのものではない。(カラフルに違いはないけれど)
そして、敦煌といえば、「鳴砂山」と「月牙泉」が有名。
とくに「月牙泉」は、今回の旅で一番目にしたかった風景。
初日は交通の便を考えて、ドライバーをつけなかったので、夫くんとホテルから散歩がてら歩きながら、月牙泉を目指す。
壺と卓球台。
ここは中国か!
(はい、中国です。)
それにしても壺はこれだけあるのに、ここに誰も人がいない。盗まれますよ!
そして、この壺&卓球台のすぐそばのひなびたホテルにて、とりあえず何か食べることにする(↑写真右)。
さて何料理だったのかよく分からなかったけれど、
どっちかというと、中華料理の「新疆風味」かな。
唐辛子がかなり効いていて、塩辛い。
真夏の砂漠地方では、これくらい塩辛いものを胃に蓄えておきたいところ。
それにしても、おいしかった。
そして、ここのレストランで、レジの人に、聞いてみる。
「歩いて月牙泉まで行ける?」
すると、「歩くとめちゃ遠いよ!(中国語)」と言う。
あーー、そうなんですか。
巷の情報では、敦煌の街から「月牙泉」まで歩いていけなくはない。
とのことだったけど。
で、結局。
タクシーをつかまえる。
(北京は腹が立つほどだけど。上海は愉快だったのに)
タクシーから見えるのは、やはり砂漠の風景!
砂・砂・砂!!
でも、砂が舞い込んでくるわけでもなく、
そんなに灼熱なわけでもなく、
風が気持ちいい!
運転手さんも感じがイイ◎
↑
そして、敦煌の街からタクシーだと10分もしないうちに、いよいよ、「鳴砂山」「月牙泉」のある場所の入り口。
空も広いし、砂山が美しい。
ここは、やはりシルクロードの入り口なんだと実感する。
いよいよ中へ入ります。
(→つづく)
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