敦煌の夜は長い。
実際、敦煌やウイグルは「北京時間で」と前置きして時間を言うことが多い。
というのも、公の時間としては北京時間を採用しているものの、実際の日の出・日の入りの時間で考えると2時間程度の時差はある。
そのため、夜20時でも空は明るい。
そして、気分的にも時差を感じる。
夜20時でも、まだ18時くらいの気分。不思議な感じ。
そして、敦煌は「敦煌夜市」というのがあって、
タクシーの女性運転手いわく、「朝がくるまで賑わってるわよ!(中国語)」とのこと。
実際、これらは夜20時前の写真。まだ明るい。夜というより夕方。
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↑このウイグル系少年は路上で体重を計っている。
のではなく、食料品の重さを量っている。
敦煌の町はどこか、イスラムの香りがする。
▲ここの名産は、干しぶどう(写真は菊花茶)。
干しぶどう嫌いの私ですが、夫くんは干しぶどうを購入し、旅行中ずっとリスみたいに食べてました。日本で見る干しぶどうより、実が大きく、そして甘い。
夜市付近では、このような市場がたくさん軒をつらねていて、とても活気がある。
▼ そして、夜市。
ここの夜市のシステムは、この広場に座るとどこからともなくお姉さんが注文を聞きに来て、周辺の小さな料理店のどこからか、その品を持って来るというシステム。
どこのお店も、同じようなものを売っているのだけど、一体売り上げ管理はどうなっているのでしょう。
▲ この活気。外国人観光客は少ない。
敦煌は「ロバ肉」が名物。
そしてこの夜市でも、ロバ肉を食べることができる。
一番有名なのは「ロバ肉黄麺」。麺の上に、ロバ肉(ビーフジャーキーのような感じ)をまぶして、好みに応じて辛いドレッシングをかけて食べる。
これがおいしい!!
そして、「ロバ皮」という料理も。
こわいもの見たさで食べてみる。
と、、おいしい!!!!
厚さ1センチくらいのコラーゲンの塊。
それを中華風に味付けしたあって、おいしい!!
これはハマります!
ま、北京ではあまり食べれないと思うけど、ロバ肉。
ロバ肉のハンバーガー屋さんはあると聞いたことがあるけれど。
ということで、長い夜。
夜を散歩する。
もう24時前というのに、子供も大人も老人も外に出て遊んでいる。
この町はやはり2時間くらいの時差があり、夜が長い。
そして、「オアシス都市」としての名残を十分に残しているのか、この時間をとても楽しんでいる。夜になると、余計に活気づく敦煌の町。
そして、夜が明け、
新しい朝を迎えます。
この日は、敦煌の砂漠と空を堪能し、そしていよいよ夜行列車でトルファンへ向かう日。
その旅のはなしは、またここで。
→つづく。
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