2012年06月の記事 | シャングリラムービーの箱の中で   from 北京

     
      

南京へ3〜城壁へ


南京には「中華門」という城門がある。
これは、中国に現存する最大の城門と言われ、明の時代に作られたもの。
1930年代には、日本軍もこの場所で中国軍と戦っている。

a4.jpg

とはいえ、この城壁付近は観光客もほとんどおらず、
閑散としていた。(時間が夕方だったからかな)


a5.jpg
↑ 城壁の上はこんな感じ。
西安の城壁よりも、時代が新しい感じかな。


a6.jpg
↑城壁の上から街を見下ろすと、こんな感じ。
庶民の暮らしを眺めることができる。


a7.jpg
↑城壁の下のトンネルのような場所で、楽器の練習をしている人が。
このテーブルと椅子は自前なのだろうか?
そして、音が響きすぎていたけれど、練習場所としていいのだろうか。


a8.jpg

中国の観光地には、歴史がつきもの。
中国史の勉強ってこれまであまりしてこなかったから、
どこかに出かける前にはせめてその場所の歴史を勉強していかないといけない、
そう思う、中華門の城壁の下。緑が美しい。



名称未設定.jpg スライド1.jpg

     
      

南京へ2〜総統府


a1.jpg

南京は蒸し暑かった。
どうやら、夏になると、かなり暑くなる街のようで。
でも、街は綺麗。これまで行った中国の街よりだいぶ美しいような気がした。


a2.jpg
↑「総統府」のある近くはこんな感じ。
上海の新天地のように、こざっぱりとお洒落。
南京のイメージが変わっていく。


a3.jpg
↑で、総統府。
ここは、辛亥革命後、中華民国の臨時政府が置かれた場所(らしい)。
この場所の詳細はこちら
もっと中国史を勉強しないといけないと、観光地に行くたびに思う。
そして、相変わらずたくさんの中国人観光客。

a4.jpg
↑でも、案内の日本語訳は相変わらず微妙。
「民衆の便宜を図るサービスする」て。
もっとジエンダン(簡単)に言ってくれてかまわないよ。


a5.jpg
敷地内。洋風と中華風が混じって、絶妙な雰囲気を作り出している。


a6.jpg
↑ここは大会議室。
孫文やら蒋介石やらが会議をした場所のようで。


a7.jpg
↑この赤いデザインの、木漏れ日の美しい部屋。
ここが孫文(中国では「孫中山」と一般的に呼ばれる)の執務室。
こんな自分だけの部屋が欲しい。


a8.jpg
そして、敷地内にあった絵。
この雰囲気が妙に気に入ってしまって、思わずパシャり。
この街の原色の世界がとても好き。

街歩きは続く。


名称未設定.jpg スライド1.jpg

     
      

くせになる紹興料理。


紹興へ旅行して以来、「紹興」がとても好きになった私。
上海の雲南南路にある老舗の紹興料理店に行ってきた。

a1.jpg

a2.jpg

看板メニューは、「白斬鶏」と呼ばれる鶏料理。
茹でた鶏を、醤油ダレにつけて頂きます。↓

a3.jpg

a4.jpg
↑ そして、最近ハマっている「橄榄菜」(字があってるかな?)も。


おいしかった。
鶏料理。
特に、名物の茹で鶏料理は、醤油ダレが日本人好みで、ハマりそう。
思えば紹興に旅行に行ったときも、鶏料理が美味しかったな。

a1.jpg
(※紹興の街角にて)


-------------------------
小紹興大酒店
云南南路75号
021-63260845
-------------------------



名称未設定.jpg スライド1.jpg

     
      

南京へ1〜大虐殺紀念館

中国の祝日3連休(端午節)を利用して、南京へ。
南京は、上海から高速鉄道で1時間半の場所(上海火车站発)。
日帰りで行ってきた。

a1.jpg

上海と南京がこんなに近い場所にあると、知らない人も多いのではないかと思う。
実際わたしも上海に来るまで知らなかった。
日本人が一番多く行く中国の観光地 上海と、南京。
結論から言うと、とても居心地の良い街だった。


a3.jpg
↑これはなんと、地下鉄の「切符」。
このおもちゃのようなコインで、改札を通ります(ピッ、とSuicaのようにタッチするだけ)。
なんだかこの切符にはまってしまった私。
紙の切符やICカードに慣れているので、こういう丸い形のものを見るとなんだか地下鉄までもが遊園地の乗り物みたいに思えてしまう。


そして、地下鉄でまず向かった先は、
やはり、ここ。

a2.jpg

↑「南京大虐殺紀念館」
中国での正式名称は、侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館。
この施設の概要は、こちら

ちなみに↑の写真のこのお洒落な建物が紀念館。
この建物の設計は、意外にも日本人。
そしてこの建物の建設費の一部分を日本も支払っている。

a4.jpg


入り口はこの行列。
日本人や欧米人はいなかった。


そして館内に入ると、この記載。
ここは中国の愛国教育重点基地のひとつに指定されており、
抗日の紀念館の代表格とされている。
a5.jpg

館内の様子については、敢えて割愛する。
日本人はわたしたち夫婦くらいしかいなかったので、
館内ではほとんど言葉を発さずにいた。

ここは、いろんな観点から、いろんな思考を巡らせることのできる場所。
色々な思惑がうずまく場所でもあるけれど、
そして中国人のほとんどは「日本人は南京事件のことを知らない(学校でも習わない)」と思っていると聞く。だから、「日本の教科書にきちんと記載されている」と知るととても驚くと聞く。

そう、知っている。
その事件の名前、だいたいの時期、そしてだいたいの内容。
その人数がどうだとか、その内容の真実の程度がどうかとか、
そこを日本のマスコミが議論するかもしれないけれど、
この紀念館に来て思ったこと。

それは、
「わたしは知らない」
ということ。


a6.jpg

とてもセンシティブな内容でもあるので、
ネット上、無記名、読者もよく分からない中なので、
あまり何も言えないけれど、上海への観光の1日に一度立ち寄ってみるべき場所だとは思う。


そして、南京の町歩きは続く。


名称未設定.jpg スライド1.jpg

     
      

ドイツビールレストランPaulaner Brauhaus


ドイツビールのレストランへ。
常熱路を散策していると、必ず通るこの場所。
端午節の休日、少し遅めの時間にふらっと訪れてみた。

a1.jpg

a2.jpg

a3.jpg

洋館を改装した造り。
そして、中もとっても広いのね。にぎやかな雰囲気。
「オクトーバーフェスト」大好きな私たち夫婦なので、テンションがあがる。


a4.jpg

店内はこんな雰囲気。
二階のカウンター席に座った。


a5.jpg

そして、21時半からはバンド演奏が始まる。
店内のお客さんは、国籍問わず踊る。ロックンロール!!
特に、ドイツ人団体と思われるみなさんは、ドイツ人のイメージをあっさり覆してくれるほどのノリノリな踊りを披露していた。

よい夜だった。

--------------------------------------------
Paulaner Brauhaus(宝莱納餐厅)
上海市徐汇区汾阳路150号(近太原路)
021-64745700
--------------------------------------------



名称未設定.jpg スライド1.jpg

     
      

上海映画村「上海影視楽園」〜レトロ・シャンハイ風景2


レトロ・シャンハイ風景の続き。
上海は今でもレトロな部分が多数残っているけれど、
やはり1930年代の上海を再現したというこの風景は、かなりムードがある。

a3.jpg
↑ おそらく撮影中の女優さん。かなりレトロなコート。


a5.jpg
↑クラシックカーも登場。
こうなるともう、本当に映画の世界に入ったかのよう。
美しい。上海で今でも見たことがあるような建物がありませんか?


a6.jpg
↑そして、よくわからないものを作っている人たちも。


a7.jpg
↑敷地内にあるカフェは、中もレトロ。
店員さんも映画から出て来たかのような感じ。
そして、妙にカフェラテが美味しい。

この日は雨だったので、撮影風景があまりみれなかったけれど、
晴れた日にいくと、レトロチャイナな衣装とともに風景をじっくり楽しめるかも。
もう一度行ってみたい!



---------------------------------------------------
上海影視楽園
上海市松江区车墩镇北松公路4915号
TEL 021-5760-1166
入場料 50元
--------------------------------------------------



名称未設定.jpg スライド1.jpg

     
      

フランス租界・初夏


写真がたまりすぎて、どうしようもないのですが、
フランス租界界隈の写真もたくさん。
どうしていいものやら。
写真整理の良いツールがあれば教えてほしいものです。

P1010575.jpg

P1010622.jpgP1010654.jpgP1010877.jpgP1010900.jpgP1010929.jpgP1030045.jpgDSC_0295.jpg


名称未設定.jpg スライド1.jpg

     
      

上海雑技「浦江情」@ポートマン

「世界の朝時間」更新しました!
---------------------------------------------------------------------

二度目の上海雑技。静安寺、ポートマンの上海商城にて。
旦那さんの会社の方が来られていたので、アテンドで。

以前、上海馬戯城の「ERA」を観たことがあるけれど、
うーん、馬戯城の方がだいぶよかったな!

でも、何がおもしろいって、
a2.jpg

場所柄もあって、観客のほとんどが西洋人!
劇場に入った瞬間、我々、吹き出しました。

a1.jpg

a3.jpg

まあ、こんな感じ。
だいぶ現代風にアレンジされているようだったけれど、
わたしはいかにも「THE 中国」な上海雑技が好きなので、
やっぱり馬戯城派!→ http://w-shangri-la.jugem.jp/?eid=100


------------------------------------------------
上海商城(ポートマン)
-------------------------------------------------



スライド1.jpg

↑「朝時間.jp」の
中国レポーターになりました

名称未設定.jpg スライド1.jpg

     
      

ミャオ族の伝統刺繍を学ぶ。


苗(ミャオ)族とは、山間盆地や斜面に住む少数民族。
中国をはじめ、ベトナム・ラオスなどに居住している民族。
民族の概要はこちら

そして、ミャオ族の伝統工芸のひとつに「刺繍」がある。
上海では、様々なところで民族衣装や民族系のお洒落小物屋さんがあるけれど、
この「刺繍」にずっと興味があった。
というのも、その独特の色彩づかいに興味があったから。

ネットの画像検索で出て来たミャオ族の民族衣装
(写真お借りします・・)

原色好き・赤と緑をがっつり合わせることもする。
色をふんだんに見るのが好き。

ということで、たまたまミャオ刺繍教室があるのを教えてもらったので、
早速習うことになった。
色をどんな風に組み合わせるんだろう。

a11.jpg

実際に、ミャオ族の女性が教えてくれます。
会話をするのも楽しい。そして、何より、刺繍がやはり美しい。

a12.jpg

キャリア30年。
ミシンより正確に糸を走らせていく、ミャオ女性。


a14.jpg

これは見本にして、同じように刺繍をしていく。
色づかいが、美しいでしょう。

まだまだ先が長いけれど、数パターンの刺繍を教えてくれるし、
そして、
自分で好きなモチーフを下書きして、好きな色の糸で刺繍をしていけばいいのよ!
と、素敵アドバイスも頂けたので、とりあえず教室に通っているうちは、
先生の素敵な会話と、雰囲気と、そして手遣いを学ぼうかと。

愉快愉快。


名称未設定.jpg スライド1.jpg

     
      

はじめての北京で思うこと

上海在住4ヶ月になっていますが、もともと夫くんの赴任先は北京。
上海は仮住まいでした。
そして早くも来月には北京へ引越し。

昨日は家の下見で、北京へ。
欧米人たくさんのマンション街という感じ。

はじめての北京が、なんとも綺麗でお洒落で中国っぽくない空間の連続だったので、
是非とも「中国らしい」ものを見てから上海へ戻ろう、と。

で、渋滞に巻き込まれないようにタクシーには乗らず、
(※上海はタクシー天国だけど、北京はタクシーの数も少ないし、乗ったところで大渋滞だから、何とも難儀ですね)
地下鉄1号線で。天安門へ。


a1.jpg


世界の中心にいるような気分になる。
なんだろう、この威圧感と、落ち着く感じは。


a2.jpg

でも、やはりこの空気の白さ。
上海よりだいぶ空気が悪いようで。


a3.jpg

そして、こういう光景も首都北京らしい光景でしょうか。

上海から北京へ行って、まず思ったのは、
北京は街がわりと静か。そして、電車の中もわりと静か。
そして上海のように、痰を吐く人が少ない。
上海のように、犬の糞が落ちていない。

そんなことに気付く。
人の感じ方は人それぞれ。
上海と北京を比較したときに、
上海の摩天楼の多さと、そのデザイン。ショッピングやアートに関してのイメージは、上海の方が「都会」という言い方ができるのかもしれない。
でもわたしは、北京という街に対して、確実に「首都」を感じたな。
そういう意味で、街行く人も確実に都会の人だと思ったな。

まだ国貿地区と天安門しか行ってないので、
ただの戯言なのですが。

でも、わたしは北京がとても気に入りそう。
アートやファッション、独創的なものや色は、
いつだって自分の中にあるから。
それを街に求めるなら、上海の方がいいのかもしれないけれど、
わたしは、まるで色味のない街 北京の方にCreativityを感じた。

そんな初めての北京。
来月頭には引越し。




名称未設定.jpg スライド1.jpg

まえ.jpg| 1/4PAGES |つぎ.jpg>>

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< June 2012 >>

profile

作者:M
----------------------------------------
2011年冬より半年ほど上海在住。
2012年7月より北京暮らしスタート
----------------------------------------

チャイナPhotoのInstagramです^^
【ID】mayuko_slowboat

↑↑ Please follow me !

最新の記事

モバイルはこちら

qrcode

カテゴリー

アーカイブ

search this site.

others

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM