珈琲の香りと北京の大気汚染。
まるでどちらにも似合わない写真を、敢えて。
日曜の夜は、少しはやめの夕飯。
近所の日本食レストラン。
大正をテーマにしたこのお店、BGMは美空ひばりなんかが流れます。
上海生活半年、
そのあと北京にうつってきて、もうすぐちょうど1年に。
北京という街は、わたしにとってとても強烈に心を揺さぶって来て、みんなに言わせると「え〜、上海のほうがいいじゃん〜」って感じなんだけど、わたしは北京が好き。
きっとそれは、
ここで出会った人の縁や、
ここで感じた自分のこころのゆさぶり、
全てを総合したときに、この街が好きなんだと思う。
人生就像一杯没有加糖的咖啡,喝起来是苦涩的,回味起来却有久久不会退去的余香。
苦いことが多くて、
甘いことも多くて、
でもやっぱり苦いことだらけで、
それは自分が、たとえばここで暮らす日本人奥様とばかり一緒にいないし、洒落たランチに没頭もしないし、基本は一匹狼、でも飲み会大好きという、いわゆるオッサン的暮らしをしているので、一緒に居る友人たちは中国人日本人ひっくるめ、なかなか一筋縄ではいかない人たちも多くて、けっきょく、総合的に、
苦いことが多いのだ。
でも、これこそ北京だと思うのだ。
苦い分、何冊でも本が書けそうなことばかりだよ。
ほらだって、
北京の空気もここ数日ずっと、最悪。
真っ白だよ、空が。
でも、豚だって、
こんな顔だよ。
まっすぐ見れないときは、横見して、
そうやって暮らすのですよ。
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