2013年11月の記事 | シャングリラムービーの箱の中で   from 北京

     
      

老北京な冬のおとずれ。

今年は去年よりなかなか冬がやってこないな、と思っているけれど、ときにほんとに寒い風が吹いたりするようになって、雪ももうすぐ降るなぁという感じ。

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北京といえば、わたしにとっては寒い冬。
何年経っても、どこに居ても、
北京のこの冬のにおいと、風景と、こころの中は、
永遠に心に刻み込まれていると思う。

ところで、この中国将棋。
どこにいてもよく見掛けるが、
ものすごい暑いときと、寒い冬、特によく見掛けるのは気のせいかしら。

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いずれにせよ、
もう、本格的な冬はそこまでやってきているようですね。


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我が家に上海ガニがやってきた。

旦那さんが大闸蟹(上海ガニ)をもらってきた。
まだ生きてて調理の仕方がよく分からないので、
我が家お料理教室のシェフでもある中国人友人に調理しにきてもらって、
無事、赤く茹で上りました。




おいしかったぞ。これは。
あんまり蟹とか好きじゃないんだけれど、
これはおいしかった。

ということで、近所の米线店(麺屋)の中国人ご夫婦にもお裾分け。
お返しにスプライトをもらいつつ、
上海ガニが机にのっかっている愉快なローカル麺屋の午後。




たくさんの情をもらいながら、暮らしています。
ありがとねー。みんな。



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中南海にて。

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天安門から歩いて10分くらいなのに、なかなか観光客も立ち寄らないここ。
「中南海」(チョンナンハイ)。
たまに前をバスで通りつつ、素通りしてきたけれど、
この前この真ん前まで歩いていきましたよ。

ここに立っている軍人は、他の天安門とかとは違う。
夏でも長袖を着ていたりする。
そりゃ、天安門とかと比べると実際に中に人がいるからね。
警備の厳重度も違うわけ。

それにしても、いいよね、こういう風景。
観光客は誰もいないのに、カメラ片手にしばらく立ってました。


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本好きにはたまらないレストラン

 家のまさに近所で、素敵な場所を発見してしまった。
外国書籍や、芸術書などが豊富にそろう北京では珍しいお洒落な書店なんだけど、ここ、実は中にカフェレストランがあるのね。

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まさに本棚に囲まれたレストラン。
活字&珈琲好きにはたまらない場所かも。
といいつつ、まだここで珈琲は飲んでないので、味は分からないんだけど。

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「最好吃的书店(いちばんおいしい本屋さん)」というキャッチコピーのこのお店。
今度はゆっくりコーヒーを飲みますよ〜〜〜♡



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北京で中華料理教室やってます。

3ヶ月ほど前より、ここ北京の自宅でお料理教室を開いています。 
とはいえ、私がお料理を教えているのではなく、 中国人の友人を先生に、中華料理を学ぶ会をやっています。

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最初は軽いノリではじめたのだけれど、
友人の友人、見知らぬ人たち、外国人、いろんな人が集まってくれるようになり、
また新しい展開を思考中です。

どうやら、
北京には中華料理を学べる教室があまりないのですね。

わたしはただ、
ビール片手に、わいわい、中華料理でも学ぼうかと思い、
軍隊で料理を作っていた中国人の友人に教師を託したというわけだけど、
北京というある意味特殊な環境下、
わたしたち日本人の結びつきは強く、
料理を学びつつ、わいわいしつつ、
中国語も喋りつつ、わたしにとっての楽しい時間になっています。


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このブログをご覧になっている方で、ご興味のある方は是非是非、わたしまでコンタクトしてみてくださいね。

以前の記事はこちらから。

【詳細】
================================ 
習うもの:中華料理(东北菜,川菜,粤菜) 
場 所 :新城国际公寓(呼家楼站付近) 
講 師 :プロの講師ではありません 
費 用 :現在は150元(飲み物やその他の食事含む) 
日 程 :現在は月に3〜4回 
時 間 :アルコール片手に、というテーマ柄、夜開催が多いですが、最近はお昼の会もあります。アルコールが苦手な方も是非。

ご興味ある方は、 
kokono★rose.ocn.ne.jp(★は@に変えて下さい)まで〜。 
ホームページはこちら
============================



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空き缶を売ってみました in 北京

 家でお料理教室をはじめて以来、
頻繁にお友達が家に来てくれるようになりました。
そして、自然と増えていく、ビールの空き缶。
それをしばらくためていて、街角の廃品回収で売ってみました。

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ゴミ袋4袋分で、20元。
だいたい350円くらい。

どうせ捨てるなら、次回からも空き缶を売りますかね。


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そして旅は終わる。【中国東北バックパック一人旅】

ということで、10月末から2週間近くの中国東北地方バックパック一人旅は終焉へ。
いろいろなところで、北京で知り合った友人達、友人達の実家、友人達の友人にお世話になりながら、2週間はまるで日本語も喋らないそういう時間でした。

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わたしがなぜ旅に出たのか。
それは言葉ではうまく言えないのだけれど、
ただ旅に出たかったというだけで、特に東北地方へのこだわりがあったわけではない。


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ただ、上海→北京と都会で暮らしていて、
たとえば、中国の東北地方の一般家庭はどんなものなのか、
そんなこともしかしたら、知らなくてよいことかもしれないけれど、
わたしにとって、それはちょっと違う。

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今まで見たことないような暗い夜があり、
今まで感じたことないような触感の畑があり、
今まで食べたことのない味があり、
そして、今まで知らなかった自分もいる。

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決してわたしは詩人になりたいわけでもないけれど、
そして、旅人になりたいわけでもないけれど、
わたしが旅をしたこの2週間。
天安門では車が突っ込んでたり、
山西では爆発してたりしてたけれど、
わたしは東北地方の誰からも忘れられたような場所を、
歩いていました。


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おいしい味、
やさしいこころ、
いろんなものを体に蓄積し、北京へ帰っていきました。

北京駅はいつものように人でごったがえしていました。
「北漂」(北京に出稼ぎにくるひとたち)。
北漂の夢と、絶望、そんなものの混じった喧噪の中で、わたしはまた北京の暮らしへ戻って行ったのです。


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延吉〜北朝鮮にほど近い街へ【中国東北バックパック一人旅】

北朝鮮との国境の街 图们で2泊する予定だったけれど、图们は本当になんだか場末な街で、北朝鮮との国境の場所を見ると、あとは何もすることがなくなってしまう。
なので、急遽予定を変更し、2泊目は延吉へ移動。

图们から延吉は鈍行で1時間。

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延吉の駅を出るとこのネオンにほっとする。
だって、图们は場末だったから。


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ちなみに5元(100円もしない)。
1時間の道のり。


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日本人の女の子なんてかなり珍しいのだろう。
みんなこっちを見てきています。


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延吉の街。
ここも朝鲜族が多いので、何もかもハングル併記。
いったいどこの国にいるのか分からなくなる。


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夜は狗肉(犬肉料理)を諦め、
普通に韓国焼肉。
が、ここはおいしかった。
道行く朝鮮族の若いカップルに教えてもらったお店。


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そして、おやつなんて買っても、こんなことになる。
どれも韓国のお菓子。


ここは辺境の場所。
誰からも、どこからも遠く離れ、
北京を、日本を遠くにかすかに思いながら、
わたしはわたしと旅をしていた。







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北朝鮮との国境の街へ【中国東北バックパック一人旅】

北京でアタラシイことをはじめるにあたり、なにかと忙しくなってしまった最近。
なかなかブログすら更新できぬ感じになっているが、
これは、北朝鮮との国境の街へ行ったときの記録。


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目的地は「图们」。
朝鮮族が多く住む町。
吉林駅から電車に乗るのだけれど、ここへ行くには鈍行(慢车)しかない。
吉林駅から9時間程度の電車の旅。

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向かいに座っていたのは朝鮮族の一家。
韓国語と中国語を交えて喋っている。

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9時間も電車に揺られるため、事前にいろんな食べ物を買い込んでから乗る。
子供連れは大変だろうな。

車窓は、ひたすら田園風景。
とはいえ、季節は秋。
聞くところによると、夏は、車窓から見える風景が「真緑」でとても美しいらしい。

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そして、いよいよ北朝鮮との国境「图们」に到着。
こんなところへ行く日本人って、たぶんきっと少し変わってる。

街は、全てハングル併記。

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川をはさんで向こうは北朝鮮という場所の公園で卓球をするひとたち。

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この写真の黄色のおじさんと卓球を一戦まじえました。
卓球王国中国のおじさんをして「なかなかの腕前」と言われ、ご満悦のわたくし。


そして、この川の向こうは北朝鮮。
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ほんとにささいな川だこと。
以前韓国に旅行したときに行った、北朝鮮との国境では、兵隊が銃をかまえて立っていたが、ここにはそういう風景はない。
のどかな農村。
川をはさんで向こう側で、工事作業をしている人たちが見えるのだが、
このひとたちは北朝鮮人。

一応、大声で喋るなとかそういう注意は掲げてある。
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そして、北朝鮮の紙幣などが高値で売られている。

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それにしても、さすが辺境。
中国人が観光地としてよく訪れると聞いてはいたけれど、かなり場末な感じの街。
しかも、あまり大きな宿泊施設とかがない。

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それにしても、
この橋の半分から向こうは北朝鮮。
そして、コチラ側は中国。

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ここは、まさに辺境。
そして、こんなところまでやってきた日本人がわたし。
まさに旅なのである。



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太陽とともに【中国東北バックパック一人旅】

いままで見た中で一番暗い夜。
太陽が沈むとご飯を食べ、眠り、
そして太陽がのぼると同時に、自然と目覚める。

太陽とともに暮らしていた気がする。

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なにもないかもしれない、
トイレも畑の中だし、
水道はない、ときに電気も止まる、
联通(中国の携帯通信会社)の電波は圏外、
そんな場所だったけれど、
太陽とともに暮らし、
そして、自分の中の中国がここにあるのではないかという気がした。


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観光で行く旅行とはまた違う、
ほんとうにいろんなものを知ることができた今回の滞在。

少なくとも、
太陽は毎日のぼっては沈み、
そして人も眠っては起き、
そうやってどんどんどこかへ向かっているのだと思った。

ひとも、
せかいも、
じぶんも。


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2011年冬より半年ほど上海在住。
2012年7月より北京暮らしスタート
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