北京でアタラシイことをはじめるにあたり、なにかと忙しくなってしまった最近。
なかなかブログすら更新できぬ感じになっているが、
これは、北朝鮮との国境の街へ行ったときの記録。
目的地は「图们」。
朝鮮族が多く住む町。
吉林駅から電車に乗るのだけれど、ここへ行くには鈍行(慢车)しかない。
吉林駅から9時間程度の電車の旅。
向かいに座っていたのは朝鮮族の一家。
韓国語と中国語を交えて喋っている。
9時間も電車に揺られるため、事前にいろんな食べ物を買い込んでから乗る。
子供連れは大変だろうな。
車窓は、ひたすら田園風景。
とはいえ、季節は秋。
聞くところによると、夏は、車窓から見える風景が「真緑」でとても美しいらしい。
そして、いよいよ北朝鮮との国境「图们」に到着。
こんなところへ行く日本人って、たぶんきっと少し変わってる。
街は、全てハングル併記。
川をはさんで向こうは北朝鮮という場所の公園で卓球をするひとたち。
この写真の黄色のおじさんと卓球を一戦まじえました。
卓球王国中国のおじさんをして「なかなかの腕前」と言われ、ご満悦のわたくし。
そして、この川の向こうは北朝鮮。
ほんとにささいな川だこと。
以前韓国に旅行したときに行った、北朝鮮との国境では、兵隊が銃をかまえて立っていたが、ここにはそういう風景はない。
のどかな農村。
川をはさんで向こう側で、工事作業をしている人たちが見えるのだが、
このひとたちは北朝鮮人。
一応、大声で喋るなとかそういう注意は掲げてある。
そして、北朝鮮の紙幣などが高値で売られている。
それにしても、さすが辺境。
中国人が観光地としてよく訪れると聞いてはいたけれど、かなり場末な感じの街。
しかも、あまり大きな宿泊施設とかがない。
それにしても、
この橋の半分から向こうは北朝鮮。
そして、コチラ側は中国。
ここは、まさに辺境。
そして、こんなところまでやってきた日本人がわたし。
まさに旅なのである。