北京で起業し、自分のお店を出すと決めた、駐在妻のわたし。
決めてからは早いからね、わたし。
物件をそうそうにおさえ、内装にとりかかり、家具やいろいろなものを手配し、なんだかんだと、最近はとにかく忙しい。
こりゃ体壊すなと思いながら、
毎日ドローカルに中国人たちと、中国のドローカル文化の中、頑張っています。
まあ、何度も何度も泣きながら、喧嘩して逃げ出しながら、ね。
中国で生活していると、異なる価値観・文化の違い、そのようなものに何度も出くわします。
傍目で見ているだけならば、ただその違いが面白かったりするけれど、いざ自分が直接関わることになると、どうしても相容れない価値観や文化の相違というものが重くのしかかってくる。
ほんとどうしようもないくらいに。
日本と中国は隣同士の国といえど、ここでここの国の人と関わっていると、時に、もうどうしようもないくらい風習や思想の違いがあったりして、たとえば海外へ旅行したときに感じる異文化というようなものではなく、自分のこの考え方はおかしいのだろうか、などと世界がひっくり返されたような気分に。
同じアジア圏だからその差異は余計に大きく感じるのだろうね。
もう寒くなった北京の空の下、ふと国籍の差異に絶望しながらも、
その次の日にはこの国のひとたちにたくさん助けられ、たくさんの情をもらったり。
ただなんとなく暮らすことと、
その文化にどっぷり飛び込んでいくことはまるで違う。
自ら後者を選んだのならば、世界がひっくり返されたような気分になっても、自分の芯をしっかり自分の場所に立て、国籍・ことば・価値観、いろいろな違いを越え、自分の持っている限りの能力に挑戦しなければならない。
誰にどう誤解されようと、
それはそれで仕方ないけれど、自分としては精一杯踏ん張る。
やらなければならない。